
どの取引所が一番お得なのか知りたい!
このような疑問に対して、本記事では「仮想通貨に投資から売却まで発生する手数料」と「取引所別の手数料比較」が理解できます。

私はITベンチャー会社員 兼 個人投資家で株式を中心に現在8桁の資産運用中。2021年から暗号通貨投資をスタートし現在は6桁のビットコインとイーサリアムの運用をしています。
この記事を最後まで読むと、ご自身の利用用途に合う取引所を選んで使えるようになります。
初心者の方にもわかりやすいように開設していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
総合力ならGMOコインがおすすめ
先に結論からお伝えすると、手数料を比較し総合力が高いのはGMOコインです。
なぜかというと、投資の入り口から出口まで手数料が総合的に見て低く設定されているからです。
仮想通貨(暗号通貨)の手数料について
暗号通貨の取引で発生する手数料は以下になります。
- 口座(開設・維持)手数料
- 入金手数料
- 取引手数料
- 出金手数料
- 送金手数料
以上の手数料が発生します。
口座手数料はどの取引所も無料ですし、入金手数料はインターネットバンキングの住信SBIネット銀行などを利用すると無料で入金ができるので、そちらを活用していくのがおすすめです。
という訳で、今回比較をする上で重要なのが、取引手数料と出金・送金手数料の3つです。
手数料について解説
取引手数料:1回の取引(購入もしくは売却)ごとに発生する手数料
出金手数料:お持ちの銀行口座へ振り込む際の手数料
送金手数料:別の仮想通貨ウォレットに送金する時の手数料
これらの3つの観点で比較していきます。

各取引所ごとに手数料に違いがありますが、以下でまとめているので参考にしてみて下さい。
入金・購入〜出金までの手数料で比較
比較をシンプルにするために、暗号通貨に投資する上で大事な入口(入金・購入)と出口(売却・出金)の観点に絞ってご紹介していきます。
手数料 | コインチェック | bitFlyer | DMMビットコイン | GMOコイン | bitbank | Liquid by FTX |
---|---|---|---|---|---|---|
入金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引(販売所) | 有 | 有 | 有 ※BitMatch取引手数料を除く | 有 | ー | 有 |
取引(取引所) | 無料:一部の銘柄だけ | 有 | ー | 有 | 有 | 有:銘柄によって無料 |
出金 | 550円〜770円 | 220円〜770円 | 無料 | 無料 | 560円〜770円 | 700円 |
送金 | 有:銘柄によって変動 | 有:銘柄によって無料 | 無料 | 無料 | 有:銘柄によって変動 | 有:銘柄によって無料 |
参考リンク | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
この表を見ると、購入と売却で無料なのはコインチェックとLiquid by FTXになります。
しかし、コインチェックで無料取引ができるのはビットコイン(BTC)や一部のアルトコイン(FCTやMONAなど)だけです。
またLiquid by FTXもビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、キャッシュ(QASH)などが手数料無料の対象コインです。
ビットコインの投資だけならコインチェック、Liquid by FTXでもOK
ビットコインだけ投資したいという方で、かつ長期保有目線で投資を考えている方であればコインチェック、Liquid by FTXで問題ないでしょう。
コインチェックの始め方は以下の記事をご覧ください。
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【初心者向け】無料でできる!コインチェック口座開設までの手順
ビットコイン以外の暗号通貨を取引する場合の注意点
他のコインも取引したい!と考えている方もいるでしょう。
その場合、100点を目指すのではなく80点であればOKという考えを持つのが良いです。

手数料が無料にこだわり過ぎないことも大事です
80点を実現する上で大切なキーワードは「取引手数料はほどほどに低い」「送金手数料は無料」の2つです。
コイン別比較 送金手数料について
NFTなどのプロジェクトへ投資したい場合は、送金手数料は気になるところです。
できれば送金手数料が無料の取引所でコインを購入して送金したいですよね。
コインチェック | bitFlyer | DMM Bitcoin | GMOコイン | bitbank | Liquid by FTX | |
---|---|---|---|---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.0005 BTC | 0.0004 BTC | 無料 | 無料 | 0.0006 BTC | 0.0005 BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.005 ETH | 0.005 ETH | 無料 | 無料 | 0.005 ETH | 変動型*1 |
リップル(XRP) | 0.15 XRP | 無料 | 無料 | 無料 | 0.15 XRP | 0.25 XRP |
ソラナ(SOL) | ー | ー | ー | ー | ー | 無料 |
Web3プロジェクトやNFTなどに投資を考えている人は、ETHやXRP、SOLといったコインを購入・送金することが多いです。
送金する回数が多いほど、送金手数料は大きな出費になります。
送金手数料の観点ではDMM BitcoinやGMOコインを利用するのが最もお得です。

私はWeb3プロジェクトでSOLを購入・送金目的にLiquid by FTXも利用しています。
送金時間も要チェック
送金手数料と同時に必ずチェックすべきことは、送金が完了する期間(時間)です。
- GMOコイン
:最短30分(ビットコインの場合)
→送金が早いと言われているリップル(XRP)だと数分もかかりません - DMM Bitcoin:約3営業日
すぐに送金したい場合は、圧倒的にGMOコインがおすすめです。

私はDMM Bitcoinですぐに送金したかったのですが、送金手続き後に3営業日かかることが判明しとても後悔した経験があります
取引所の開設は投資方針の拡張性にも耐えられるものを選ぶべし
これから取引所を開設する方も「送金はするつもりはない」とか「出金は頻度高くないのであまりに気ならない」といった意見を持っている方もいるでしょう。
しかし、私の経験上、今は手を広げずに細々と運用しようと考えていても、暗号通貨(仮想通貨)を扱い出していくうちに、手を広げて運用したいと思うようになってきます。

実際に私も最初は送金するつもりなんて全く考えていませんでした...
最初は送金をすることもないだろうと深く考えずにコインチェックやビットフライヤーで運用していましたが、だんだんとNFTなどに興味が沸き外部の取引所に送金しようとした時に手数料が高いな・・と思い、結果的に複数の取引所を開設することになりました。
今考えると拡張性も見越して作っておけばよかったと後悔しました。
まとめ:利用用途によって取引所を使い分けよう
暗号通貨の取引所別に、手数料の切り口でご紹介してきました。
投資方針や取引の仕方によっても最適な取引所は変わりますが、将来を見据えて、メインで利用する取引所と、サブとして利用できる取引所を組み合わせるのが良いかなと思います。